確定拠出年金(iDeCo)を始めたのでメリットをまとめてみる
と言っているのも実際に拠出を始めたのは今年の4月から
名前は以前から聞いたことがあったのだが年金に良いイメージがなかったので興味がなく、ずっとスルーしていた。 しかし今年に入って、アメリカの今後の景気先行きに期待するのと今までの経済成長から投資信託に傾倒し、少しでも効率良く投資ができないかと調べてみるとiDeCoの魅力に気付かされたので拠出を始めた。
確定拠出年金のメリット
iDeCoにはメリットとデメリットがあり実際に加入するべきか悩みどころなのだが、デメリットを遥かに凌ぐメリットがあると私は思う。
今回はメリットのみまとめてみる
様々ところでiDeCoについて書かれているので今更感があるが、iDeCoのメリットとしては以下とおりである
① 運用益に税金が掛からない
これはとても良い
通常、株や投資信託による運用益には20%を超える税金がかかるのだがiDeCoは非課税である。
消費税が現在8%で来年には10%になるが、その倍の20%も税金が掛かり、例え100万円を稼いでも手元には80万円以下しか残らない
その点iDeCoは非課税なので利益を出してもそれに対して税金がかかることは無い
②受取時に税制で優遇措置がある
つまり通常の年金と同じで老後の時のため積立て置くものである
そして受け取りの際に税金面で優遇措置設けられている
通常の年金には税金がかかっている、受け取る際に税金分が控除されて支給されるのである。自分が今まで払ってきた(※賦課方式なので厳密には違うが)お金なのに税金が掛かるのは納得が行かないが年金は雑所得になるため所得税が(+住民税)が徴収される。
一方でiDeCoの場合はこの点で税制優遇措置がある。優遇される金額は加入期間によって異なるが長い期間加入すればするだけ金額は増えるので長期間、拠出したほうがメリット大きい。
③掛金が全額所得控除される
これが1番のメリットと言っても過言では無いと思う。
給料を受取り、株や投資信託に回してもそれは既に会社から税金が控除された分が支払われている、NISAやつみたてNISAなどを利用したとしても、それは運用益にしかメリットがない。
しかしiDeCoであれば(限度額はあるが)支払った分、全額が所得控除できる。
お互いのメリットが活かされている
この3つのメリットだが、これが互いに相乗効果を生んでいる。
まず拠出額が所得控除される点、この状態だけでも十分なメリットに感じるかもしれない。
一般的なサラリーマンが簡単に所得控除を享受できるのはiDeCoくらいしか無いと思う。
通常の家庭であれば銀行に貯金しておくなり株などの投資や、積立型の生命保険などに回すかもしれない。しかし、それは先にも書いたとおり税金が既に引かれた給料から行っているものである。
一方でiDeCoは掛金が控除されそれだけで税金面でお得になる。そして、株や定期預金などで積み立てたのと違い運用益に税金が掛からない。
さらに通常の公的年金であれば支給の際に税金を控除され分が支払われるが、iDeCoであれば拠出分が所得控除されながら受取にも優遇措置設けられている。
隠れたメリット
この様に複数のメリットがある確定拠出年金だが、あまり言われていないメリットが更にある。
それは差し押さえことすら不可能な権利である。iDeCoは確定拠出年金法という法律が根拠となって行わている。
その確定拠出年金法には
(受給権の譲渡等の禁止等)
第三十二条 給付を受ける権利は、譲り渡し、担保に供し、又は差し押さえることができない。ただし、老齢給付金及び死亡一時金を受ける権利を国税滞納処分(その例による処分を含む。)により差し押さえる場合は、この限りでない。
と記載され(税金の滞納でない限り)差し押さえを出来ないと明文化されている。
自分で掛金を拠出し運用したとしても、あくまでもiDeCoは確定拠出年金になるので誰も差し押さえたりする事が出来なのである。
つまり、例え1億円の借金を背負っていて自己破産したとしても確定拠出年金は差し押さえられないという事になる。
以上が確定拠出年金のメリットだと思う
もちろんデメリットもあるが今度まとめようと思う